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道具は壊れるし、必ず不具合が発生します。

あまりの寒暖差に体が悲鳴を上げています。
12月は普段閑散期なのですが、なぜか今年は駆け込み需要が多く、ほぼ毎日何かしらの撮影という怒涛の師走を送っている、永田謙一郎です。

さて、ちょっと久々のnote更新になってしまいました。
もうちょっと頑張って書いていきますので、お付き合いくださいませ。

最近SNSを中心にα7III絡みの不具合情報が出回ってますね。
大手メディアに取り上げられてから一気に広まり、
「発売から結構たってるのになぜこのタイミングで同時多発?」
みたいな空気になりましたが、SNSでは結構前からこれ系の情報は上がっていました。

で、今回はそれを踏まえて

「道具というものは必ず壊れるし、不具合は必ず潜んでいるもの」

ということを再認識しないといけないな。
ということを感じましたね。

ミラーレスだからとかデジタルだから……
ということではなく、レフ機でもアナログ機でも問題というものはつきまとっているものでした。
「デジタルだと不具合が起きたときにデータが全部飛ぶから怖いね」
というのも少し違っていて、フィルムカメラでも不具合が発生しフィルムが感光したり、ジャムったりしたら写真はすべて消えてしまいます。

なので「道具」や「機械」を使うものと言うのは「機械は壊れる可能性があるものだ」という認識のもと使う必要があるのです。

カメラを使って仕事をしている身としては、「機材は壊れる可能性がある」と思って仕事をしています。
そのために、現場には必ず「バックアップ用」の機材を持っていきます。
カメラは2台以上、レンズも2本以上、メモリーカードやバッテリーなどはなるべくたくさん持っていきます。
バッテリーなんかは特に「充電器に入れてたはずが充電されてない」なんてことは結構頻発する不具合ですね。

さらに撮り直しが効かないブライダルの撮影などでは必ず2台のカメラを常に携帯しています。
これはもちろん広角と望遠で使い分けてるという意味合いもあるのですが、一台に突然の不具合が発生した場合でももう一台で対応できるようにするためです。
また集合写真など「絶対外してはいけない写真」などは、両方のカメラで撮影します。
これにより最悪1台のデータが何らかの原因で消えた場合や、レンズの不具合や操作ミスでピントが来ていなくても、もう一台のカメラの写真を納品することができるためです。

このように仕事で撮影する場合は「不具合は必ず起こる」くらいの覚悟で仕事をしています。

しかしながらこれは当然「不具合が起こって良い」ということではありません。
ユーザーたるもの信頼できる道具を手に入れたいと言うのは当たり前の欲求です。

しかし、今回の一件は

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